リンク先の方の「そこのみにて光輝く」感想を読んで見たいな、と思っていたら
タイミング良く空き時間ができたので行ってきました。

生きる力を失くしていた男が
家族の生活をささえるために身を売って生活する女に惹かれ
そして彼女を受け止めようとして一途になっていく姿に
気がつけば引き込まれていました。
原作は20年も前に書かれたものですが
その頃も今も社会の底辺で生きる人々の暮らしはそう変わってないのだと思いました。

hanaさんも書いてられましたが、どの俳優さんも素晴らしい演技で
それぞれが抱える生きる辛さ、それでも生きて行かなければならない悲しさを演じられています。

とても印象に残った台詞があります。
なかなか別れてくれない彼女の不倫相手の社長に達夫(綾野剛)が
「いい加減こんなことやめろ。家族を大切にしろ」(正確ではありませんが、こういう内容です)と言うと
「家族を大切にしてるからやめられんのだ」(これも正確ではないですが)と言い返す場面がありました。
私はこの言葉に大いに納得してしまいました。





コメント

hana
2014年5月4日1:59

ハーフサイズさん^^

その台詞覚えています。
高橋和也演じるこの社長、姑息だし人の弱みに付け込むし自己中だし、ストーカーチックなことするしで本当にいやなヤツをこれでもかという程に演じていたのが凄いと思ったけれど、この台詞を聞いた時に彼の哀しさを見たような気がしました。

それにしても、誰もかれも抱えている問題が半端じゃなくて
その上に成り立つ演技だから強烈でした。
ハーフサイズさんが仰るように、20年前と今の現実は大して変わっていませんね。

ハーフサイズ
2014年5月8日23:39

hanaさま

コメント下さってうれしいです。
hanaさまのような気のきいた感想はなかなか書けませんが、またお薦めの映画があれば教えて下さいね。

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